Rails Tutorial以前 - Web系エンジニア入門レベルを達成するには -
Webエンジニアになりたいと思って、まずはじめに取り組んだのはRails Tutorialだったのだけれど
エンジニアを志して半年程経ったこのタイミングで色々と思う所があって、
同じ轍を踏む人が少しでも減ればと思い
初学者が効率的にWeb系エンジニアとしての入門レベルを終えるにはどうすればいいのかという形でまとめる
そもそもRails Tutorialとは
ちょっとしたサイトを作ったことがあって(=HTML, CSSを使える)
入力した数字の素数判定が出来る程度のプログラミング能力があれば*、
とりあえず解説を読み下して、TwitterモドキをRailsで作れる丁寧なチュートリアルサイトのこと
*実際どうかしらん、Rails Tutorialに自分が初めて取り組んだ時のレベル感
Rails Tutorial いい点と悪い点
いい点
- とにかく写経すれば、ログイン機能やフォロー機能のある、ちゃんとしたWebサービスをつくれる
- デプロイはherokuだけど、サービスの全体感がつかめる
- (人によると思うけど)「こんな感じなら自分でもいけそうやん!みたいな感じで開発への心理的なハードルが下がる
- 動くものが出来上がるから楽しい
悪い点
- プログラミングの基本、オブジェクト指向、データベースの仕組みや操作、Webの基本的な仕組み等は学べない
自分はこの本来学ぶべきことを殆ど全くやらないままに
Webサービスのチーム開発に参加して、雰囲気で表面的なところのコードを書いたりしていた
本質的な理解をしていないから、ググっても出てこない事をやろうとしただけですぐに躓くし
「何が分からないのかも分からない」状態に陥りまくった
こんな極端なのは他にいないと思うけれど、
仕事でちょっとした純rubyのスクリプトを書いた時に「classってそもそも何なんや...」となってしまうレベルだった
Railsは雰囲気で動かせてしまうために、Railsから入った人はこの悪い点をこじらせやすいのではないかとも思う...
初学者におすすめの勉強順
「自分一人の力で、自分が作りたい(そんなに複雑じゃない)Webのサービスを作れる」というところをゴールとして
もし自分が過去に戻ったならこういう順番で取り組みたい(最終的にRails使う前提)
Rails Tutorial
- 最初のモチベーションを上げてくれるという意味ではとても良い
プログラミング
- ドットインストール
- Code Academy
- ↓このシリーズ全て。amazonのレビューは微妙だけど、かなりオススメ
Ruby 1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)
- 作者: arton,宇野るいも
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: 大型本
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オブジェクト指向とActive Recordパターンをなんとなく理解出来るところまで行くと、Rails Tutorial2周目が多少捗ると思う
DB / SQL
CD付 SQL ゼロからはじめるデータベース操作 (プログラミング学習シリーズ)
- 作者: ミック
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2010/06/29
- メディア: 大型本
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Javascript
上同様、CodeAcademyとドットインスールの入門レベルに加えて、この教本
JavaScript本格入門 ?モダンスタイルによる基礎からAjax・jQueryまで
- 作者: 山田祥寛
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/11/27
- メディア: 大型本
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再びRails Tutorial
ちなみに教本は読むだけだと無意味で、全部書いてみて動かすべき
まだ入門レベルの自分は、ここに書いてある教本に関しては全てやろうと思っていて、おすすめのものがあれば随時更新するかもしれない
techlife.cookpad.com
追記
Rails Tutorialでも同じことを言っている節がありました
このため、とにかくWebアプリケーションを書けるようになりたい方は、最初にRailsを学び、次にRubyを学んでから再びRailsに戻ってくることをお勧めします。